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uncle momi's world “健康な住まい造りのために”

健康な住まい造りの会「樅の木の家」 山下工務店 山下幸一の日常
木材利用の難しさ
井戸の蓋を造って欲しいとの依頼がありました。

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ポンプを入替たのだそうですが、既存の蓋が腐っていて今にも落っこちそうな状態!

腐らない木で造り直して!とのことで、さて何がいいですかね?

ちなみに今、朽ち果てる寸前の木は、ウエスタンレッドシダーです。

なぜ、ここまで腐ってしまったのかも疑問ですが・・・

ヒノキ?高野マキ?林場のストックを探していると適材が見つかりました!

「ウリン」です。ウリンはクスノキ科の常緑広葉樹で船舶などに使われています。

水に浮かない程、重たい木で“腐らない木”として知られています。

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しかし、「ウリン」は、とても大きな問題を抱えた木なのです。

とても優れた木なので人気が高く、一機に伐採されてしまったために、

森林破壊、絶滅などが懸念され輸出規制が掛けられた木なのです。

ボルネオ産の「ウリン」は、現時点で輸出禁止材となっているようです。

しかしマレーシア産の「ビリアン」=「ウリン」は、規制されていません。

木は、国によって呼び名が変わるのでこのような矛盾が発生します。

「ウリン」のような木は、一度伐採すると再生に時間がかかります。

需要がある限り伐採は続きます。“違法”でなければ構わない?

絶滅危惧種に認定される前に、自主的に使用を自粛することが重要です。

現に「ウリン(ビリアン)」は取扱いません!と断言する林業関係者もいます。

木材を扱う者一人一人が「森林伐採が抱える問題」に目を向けるべき時です。

という訳で在庫が無くなったらもう扱うことが出来ません。

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