8月23日(土)
宮崎県小林市にある樅の木専門の製材所前田産業さんに早朝からお邪魔させて頂きました。
写真は丸太のストックヤード・・・
沢山の丸太が寝かされています。
台風の影響などで自然乾燥が追い付かないためおのずと丸太の消費速度が落ちているようです・・・
とは言い皮つきの丸太を長く放置するとカビが付くので苦労が多い様です。
今入ってる丸太の平均の太さは中心部で600mmくらいだそうです。
推定樹齢150~200年くらいでしょうか・・・
トレーラーでの搬入光景を拝見させていただく予定だったのですが先方の都合で叶いませんでした・・・
前田社長、余計なご苦労をお掛けして申し訳ありませんでした。
挽かれた板の乾燥場・・・
建材に使われる板だけではなく様々な用途の板が干されています。
何度見ても圧巻!
板一枚一枚が手作業で扱われます・・・
「贅沢」「何のために」と思われる方も多いと思いますが本来全ての木材がこのような過程をたどるべきなのですがなされていないだけ・・・
効率を優先するがために本来の目的が見落とされている訳です。
古くは世界中に木材を研究する人がたくさんいたのだそうです・・・
木材の用途別適正などが樹種別に伝えられていて日常的に利用されていた様です。
石油製品の拡大とともに木材がプラスチックに変わり研究者の数も減ってしまったのだそうです。
残念なことに木材が使われていた本来の理由が継承されなくなってしまったのです。
とは言い全ての木材を自然乾燥させることは不可能・・・
私たちの考えとしては内装材として使用することが好ましいと考えます。
前田産業さんのような製材所は全国的にも珍しいと思われます。
この形態が持続することを切に願います。
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