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uncle momi's world “健康な住まい造りのために”

健康な住まい造りの会「樅の木の家」 山下工務店 山下幸一の日常
福祉住環境コーディネーター
「福祉住環境コーディネーター」という資格があります。

住宅に携わる者として欠かせない資格と認識し「3級」「2級」と取得しました。

「3級」は住設メーカーの営業さんなどが多く取得しています。

介護保険の住宅改修を行う際にあると望ましい知識を有する者に与えられる資格ですが無くても仕事は出来ます。

意味のある資格なのに生かされていません(-_-;)

自分がこの資格に興味を抱いたのは、高齢のお客様が多い弊社にとって近い将来必ず必要となると感じたからです。

弊社ではかなり早い時期(30年前)からバリアフリーの家造りに取り組んで来ました。

そんな視点で考えると当たり前のことなのですが建築業界全体でのバリアフリー化はかなり遅れていました。

今住宅改修を行うとするとケアマネージャーが主導権を握ります。

ですから建築業者に知識がなくともことが進んでしまいます。

しかし通り一遍のマニュアル通りの施工が多く本当に当事者のためを思っているのか疑問に感じる現場を目にすることがあります。

家を建てる者の責任として住んでいただいているお客様のことを第一に考え身体状態にあった変革が必要です。

また大切にされてきた住まいへのダメージ、同居する健常者の生活との調和も大切です。

お客様にとっても家を造った業者が対応できれば安心この上ないことと思います。

そのために建築業者は常に最善のご提案を行える知識を身に着ける必要があります。

法を守るための知識「建築士」の資格

人の健康と安全のための知識「住環境コーディネーター」の資格(2級以上が好ましい)

私個人の考えは人が住まう住宅のおいて「建築士」はあって当たり前であり

「住環境コーディネーター」の資格に脚光を当てて欲しいと考えます。

そこに「空気環境」が加わると鬼に金棒です‼

「住は聖職なり」…

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1999年にスーパーウォール工法で新築したK様邸

当時高気密・高断熱工法は物珍しく「普通の家で‼」と反対されました。

21年足った今、当たり前となった工法のご自宅に大満足されています。

ご主人様、奥様共に要介護2の認定を受けられこの度手摺の追加工事を行いました。

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高気密・高断熱住宅としては珍しく在来工法の浴室。

右に見える白い手摺は新築時に設置した物。

床は天然石「十和田石」

「伊豆石」をご希望されていたのですが品物が無く代替品として使用しました(-_-;)

懐かしい思い出です。

今回シャワーフックを手摺として使用できるスライドバーにしました。

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玄関アプローチ。

階段の蹴上は元々低めに設定していましたが今回は手摺を設置しました。

ポストが思わぬ障害となりましたがアルミの門柱にオフセットブラケットを用いて縦手すりを設置。

「予想以上の仕上がり」とお褒め頂きました!

ちなみに床は最高級赤御影「インペリアルレッド」です。






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