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uncle momi's world “健康な住まい造りのために”

健康な住まい造りの会「樅の木の家」 山下工務店 山下幸一の日常
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ナラ材とカシ材の大きな違い 其の四
ナラ材とカシ材の大きな違い・・・

分かっていただけましたでしょうか???

環孔材とか放射孔材なんて覚える必要ありません。

ナラ材は、ワイン・ウィスキー樽。

カシ材は、ハンマー・ツルハシの柄。

もし、貴方が、ワイン・ウィスキー好きだとしたら絶対に間違えないでください!

「カシ樽」なんて言わないでくださいよ・・・

さて、世界最大のワイン樽がこれです・・・

IMG_7580.jpg


























詳細は、追って紹介します・・・

(ドイツ視察 → ハイデルベルク城)





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ナラ材とカシ材の大きな違い 其の三
オーク樽がナラの柾目材であることをご理解いただけたでしょうか・・・

ではなぜ、ナラとカシが混同されるようになったのでしょうか???

我が国の山林には、ナラやカシが数多く自生しています・・・

クヌギやコナラはどこにでもありますが、良質なナラ(ミズナラ)の産地は限られています。

一方、カシ(シラカシ・ウラジロカシ)は、比較的広範囲に分布しています。

カシは、「樫」という字のごとく、堅く丈夫な木なので、昔から農工具に使われていました。

大きくなりすぎたナラは「立木のまま燃やされた」などと聞くほど役に立たない木だったとか・・・

明治時代に入って、ヨーロッパやアメリカの「オーク」が知られるようになりますが、共に“ドングリ”が生る木と言うことからか、カシがまさに「オーク」だと誤解されたまま現在に至っているようです・・・

ちなみに、ヨーロッパでのカシの生育分布は、南ヨーロッパに限られるようですから、フランス・ドイツには生育していないということです・・・

更にヨーロッパでは、オークの葉をモチーフにしたデザインを良く目にしますが、まさに日本のミズナラの葉そっくりです。

現在、学術上では、落葉するナラを「オーク」、常緑のカシを「ライブオーク」と分けているようです。

ヨーロッパやアメリカには良質のナラが多く生育し、建物や船などに利用され、尊重されてきました・・・

日本では、良質のカシが多く育成し、農工具など生活に欠かせないものに利用され、同じく尊重されてきました。

同属の木材故に、この様な誤解が生じたことと理解できます。

しかし、カシ樽で、ワインやウィスキーの熟成は望めないということは、誤解ではすまない事実として広く知らしめなければならないことと思います。

世界三大樽は、ヨーロッパオーク(欧州)・ホワイトオーク(北米)・ミズナラ(日本)です。

ついでに、世界最大のワイン樽は、ドイツ・ハイデルベルク城の中にあります・・・。


ナラ材とカシ材の大きな違い 其の二
共に「オーク」と呼ばれる、ナラとカシの共通点は、「放射組織」が明瞭であること・・・

大きな違いが、導管の分布形態・・・

木材は、成長過程で不要となった空隙(導管など)を「チロース」と言う成分で埋めていきます。

これが「心材」です。

心材部は、成長に連れて大きくなります・・・

「辺材」と言われる部分の空隙は、柔細胞と言われる成長に必要な養分に満たされています・・・

辺材部が、虫や菌に侵されやすいのは、この養分が栄養源となるためです。

さて、「オーク樽」の話に移ります・・・

この場合の「オーク」は、ナラ、カシどちらでしょうか???

答えは「ナラ」。

ワイン・ウィスキーの熟成に、導管に詰まった「チロース」が必要不可欠なんだそうです。

還孔材であるナラ材の心材を柾目取りすると全ての板に導管が並びます・・・

そんなこと誰が見出したんでしょうね・・・

まだまだ続きます・・・




ナラ材とカシ材の大きな違い
このところ週末には、山へ入って薪用樹木の伐採を楽しんでいます(^^♪

ナラ(コナラ)とカシ(シラカシ)が主体・・・

この二種、全く違った趣ですが、ともに「オーク」と呼ばれています・・・なぜ???

そこで、以前よりお話しさせていただいていることと重複しますが、分かりやすく解説させていただきます(^^♪

ナラ、カシ共に広葉樹です・・・

しかし、ナラは、落葉する広葉樹、カシは、常緑(葉っぱの入れ替わりで一時的に落葉します)の広葉樹です。

共にブナ科コナラ属・・・

厳密には、ナラは、コナラ属コナラ亜属、カシは、コナラ属アカガシ亜属として違う分類とされています。

伐採していて、良く理解できるのが、小口(切り口)の形状の違い・・・

ナラは「還孔材」、カシは「放射孔材」。

広葉樹には、もう一つ「散孔材」と言う種類がありますが、その説明は、ここでは割愛します。

パッと見、共に中心から樹皮側に放射状の線が見て取れます・・・

これは、「放射組織」と言われるもので、すべての樹木に存在しますが、肉眼で確認できない場合もあります。

「環孔材」・「放射孔材」とは、導管(水を吸い上げる管)の分布形態を言い、この組織との関係はありません。

カシの導管は、この放射組織に沿って分布するので「放射孔材」。

ナラの導管は、年輪に沿って「環状」に分布するので「環孔材」。

よって年輪がぼやっとした太目の筋となります。

クリ材は、最大級の導管を持ちますが、その大きさは肉眼で確認できるほどです。

年輪の周りに穴が並ぶ訳ですから、成長が遅いと年輪の幅が狭くなり穴だらけの幹となってしまい強度に問題がでます・・・

構造材として利用する場合年輪幅は2mm以上との決まりもあるようです。

長くなりましたので、チョット休憩・・・






この木何の木気になる木
005_20170308233559c05.jpg


























日立さんのコマーシャルで超有名な木・・・

通称「モンキーポッド」

マメ科ネムノキ属、環孔材です。

分布は、中南米。

アメリカネムノキとの名前もあります。

湘南茅ヶ崎樅の木の家の玄関上り框材として使用するために150mmの材を三分割して現れた木目・・・

何とも幻想的な表情・・・

もちろん無塗装の状態です。

仕上がりが楽しみです(^^♪

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