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uncle momi's world “健康な住まい造りのために”

健康な住まい造りの会「樅の木の家」 山下工務店 山下幸一の日常
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人間国宝 伊藤赤水 作 無名異練上花紋角皿
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人間国宝とは、文化財保護法第五十六条の三の規定による重要無形文化財の保持者のこと

文部科学大臣から認定されるのだそうです。

陶芸家・五代伊藤赤水・・・

今から10年前、六十二歳という若さで「人間国宝」に認定されています。

人間国宝とは、伝統という枠組みの中で技法や作品を保存、継承していくという

いわば「義務」のようなものが発生したということのようです。

五代伊藤赤水の代表的技法は、「窯変」と「練り上げ」

写真は、「練り上げ」の技法が取り入れられた作品です。

訳あって「樅の木の家」に展示しています。

この練り上げについて簡単に説明すると

色の違う土を重ねあわせて、金太郎飴状のものをつくり、

切断面を見せるように並べ形を整えていくのだそうです。

色の基本は、赤、白、黒の三色が基本。

一つの作品ができるのに、二か月ほどかかるそうです。

ただし、製作者にとっては、この過程がどうのというより、

あくまでも作品の持つ素材感や表情を素直に受け止めて欲しい・・・

というような気持ちであることをうかがいました。

自分などは、ついついその過程の大変さを伝えたくなったりしますが

芸術家たるものそのような気持ちでは、続かないということでしょうか?

身に染み、心が研ぎ澄まされる思いです。





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無名異焼の力は本物?
以前、無名異焼について触れましたが、追記です。

むか~し叔父からもらった無名異焼のビアカップが出てきました。

叔父は、人間国宝 五代目 伊藤赤水さんが営む赤水窯の職人でした。

そのビアカップが本当に驚きです。

ビールを注ぐと確かに泡が違う・・・微細と言うかなんと言うか・・・

さらには、泡がなくなりません??

佐渡ヶ島には、いくつかの無名異焼の窯があります。

先日、祖母の納骨で行った時、みやげ店に並ぶそれらを見ると、赤水窯はやはり別格扱い!

他の窯のビアカップも試したくなって(赤水は高くて手がでない)一つ買ってきました。

「切り花を差すと花持ちが違う」と言うことにも触れましたが、

と言うことは、酸化抑制していると言うこと・・・酸化還元電位系の出番です。

ml 001


















まずは、赤水窯の釉薬が塗られたカップから・・・入れた水は、浄水器の水です。

ml 002


















そしてこれが噂の無名異土の素地・・・「うぉ~!」

ml 003


















最後に今回購入してきた〇〇窯の無名異素地のビアカップ・・・「あれっ?」

どういうことでしょう??

既に亡くなってる叔父のつれあい、つまり叔母に聞くと、

窯によって無名異土が違うと言うではないですか・・・

さらに調べると、赤水さんの著書にこんな記述がありました。

「無名異という土は粘着力が弱く、てのひらに乗せるとパラパラと指の間から飛び散ってしまう。だから、焼き物をつくるときは、粘土などを混ぜるんです・・・」

何を選ぶかは、つくり手がどう考えるかの問題なのだそうです。

なるほど、確かに見た目からして土の色が違います。

こんなところにも、本物と偽物の問題が隠れていました。

それなりの意味があるものだったらやはり本物がいいですね・・・少々高いですが・・・

電位計の数値は、低いほど酸化しにくいということ・・・200mVより下が還元、上が酸化です。

ちなみに水道水は、600~700mVです。
漢方薬「無名異」のチカラ
093.jpg


















先日お客様宅に訪問した時に撮らせていただいた一枚。

お客様は、これがどういう焼物かをご存じないとのこと・・・

多分の話ですが、この火鉢「無名異焼」と言う焼物だと思うのですが・・・

なぜ興味を抱いたかと申しますと、

私の叔父(故人)が、無名異焼の職人だったからです。

「無名異」とは、土でありながら、止血、やけど、胃腸病などの漢方薬です。

日本では現在、新潟県の佐渡ヶ島のみに出土する赤土です。

叔父や叔母から「この茶碗でご飯を食べていれば中気にならないんだよ」と言われていた

ことを良く覚えています(中気とは、脳卒中などで半身不随になること)。

それ以上のことは良く知らなかったので、今回良い機会と思い調べたら何と興味深い・・・

現実的な話として、完成品であっても漢方薬としての効果が期待できると言うのです!

もちろん写真の火鉢の様に釉薬などが掛かっていないものに限られますが・・・

実際に実験を行った方がいらっしゃったのでご紹介させていただきます。

無名異焼のビアカップとプラスチックのカップを用意。

同量の水を入れ、花を挿し経過を観察・・・

計量カップの方は、17日目で見るに堪えない状態に・・・

無名異焼のカップの方は、何と46日持ったと言うのです!

残った水の量、透明度ともに変化があったようです!

更にビールを注ぐとその差が歴然!

泡持ちが全く違います。と言うか泡の質が違うようです!

微粒子の泡が立ち続けると言います!

我が家にもあるので実際に実験してみたいと思います!!

焼物にこの様なチカラがあったなんて驚きです。

この無名異土は、佐渡市で管理されていて採掘現場も公開されていないようです。

そういえば、叔父もそのようなことを言っていたことを思い出しました。

焼物としての利用以外の持ち出しも禁止されているとのこと。

価格もかなり高額とのことなので、小さなお土産品ですら高いのもうなずけます。

上の写真の火鉢が無名異焼だとしたら土の量からしてもかなり高額なのでは・・・

小さなころからこの無名異焼を見てきましたが、全国的にもさほど有名でもなく

マイナーな焼物なのかなぁーなんて子供心にも思ったりしていました。

今回改めて調べてみて驚きました!

とても誇らしい気持ちです。その反面叔父に申し訳ない気持ちも・・・

無名異焼が大好きになりました!

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もみの木と無名異焼「窯変」

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