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uncle momi's world “健康な住まい造りのために”

健康な住まい造りの会「樅の木の家」 山下工務店 山下幸一の日常
当たり前ではない世界があります
2月26日(月)

メーカーの営業さんに泣きつかれて他社さんが手掛けたマンションリフォームの改修現場に行ってきました(^O^)

システムキッチンの吊戸棚の背板が配送時の不手際で割れているために交換するという工事・・・

築43年のふる~いマンションですが外装の改修も済んだばかりの様でとてもキレイ・・・

内部は、3LDKで全体的に明るく、間取りも築年数を感じさせない使い勝手のよさそうなプラン・・・

ただ、下り壁やドアの高さで、当時の日本人の背の低さを改めて感じさせられてしまうのが残念。

何処の業者さんが手掛けたのかは、特に興味のないところですが、インテリアも含め“いま風”なそつのない仕上がりで

「おしゃれ~♡」の声が連発されそう・・・

多分、このスタイルが今は当たり前なんだろうなぁーと痛感させられたのは事実です・・・

しかし、売るための手法です・・・

これからの生活がどうなるのかは関係ありません。

今は、工事が完了して一番きれいな(空気は一番汚い)状態・・・

使っている素材は、やっす~い物ばかり・・・

もう既に品質の低下が始まるものばかりの寄せ集め住宅であることに一般消費者は知る由もありません・・・

それが建築業界では当たり前なんです。

仮に自然素材を謳っていたとしても同じ、業者はとにかく「安い」物を探しまくっています・・・

本来の使用目的なんて関係ないんですね・・・

これは、消費者側にも非があります・・・

なぜ、家が欲しいのか?

なぜ自然素材にこだわるのか?

もっともっと勉強して欲しいです。


内覧の時間も含め2時間弱滞在しましたが、軽い頭痛に見舞われました(^^;)

最初、玄関に入ったときに「うわっ」と声が出るほどの臭いに警戒したのですが、人間の恐ろしさはその環境に慣れてしまうこと・・・

臭いは感じなくなりつつも身体は反応し続け、人それぞれ弱いところに反応が現れます。

これが、CS (化学物質過敏症)です。

自分は過去に長いこと片頭痛に悩まされていた時期があるのですが、いつの日からか全くなくなりました・・・

その時期、理由は分からないのですが、ここ数年今回の様に軽い頭痛を感じる時があります。

明らかに化学物質が関係していることが理解できます。

自分たちが手掛ける仕事でお客様を不健康にする訳にはいきません‼

この様な考えに基づいた仕事をしている工務店も少なからず存在しています。

当たり前でない世界があります(^^)/



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ひと手間
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薄暗く、急な階段室・・・

2階の床を樅の木改修したついで(?)にリニューアル(^^♪

視覚適に段差を認識しやすいよう段鼻部分にブビンガを使っています(^^)v

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ブビンガは、アフリカ材でマメ科の堅木。

紅褐色が特徴なので、白い樅の木との対比が美しい(^O^)

着色ではない自然な木の色です(^^)v



お客様は当初「慣れているからわざわざそんなことしなくていいよぉー」とおっしゃられていたのですが

完成してみると「言ってる意味が分かった!安心して降りられる♪」と喜んでいただきました(^^)v

ちょっとしたひと手間です(^^)/~~~

基準
先日の小学校に作る木造アスレチックの話・・・

地元の造園屋さん、遊具が設置されている幼稚園など生徒たちが精力的に活動しているようです・・・

皆、「経験があるので大丈夫!」との見解を示している様子(・・?

とある私立幼稚園の園長先生とお話しする機会がありました。

その園には、かなり古い木造の遊具が設置されています。

昔の木製の電柱がベースだとか・・・

コールタール漬けの多分米杉。

うちの作業場にも使用していますが、本当に丈夫。

西日に当たる部分では、いまだに内部からタールがにじみ出ています・・・

遊具に使ってきて園児の健康被害等の問題も一切ないとか・・・

私立なので、父兄の理解が得られれば何の問題もなく使用可能だそうです。

仮に木造の遊具を新設するとなれば、やはり防腐・防蟻処置を施すお考えを示唆・・・

使用する薬剤は、国の基準に合ったもの(F☆☆☆☆)を使えば問題ないとも明言されていました。

「基準」があると誰もが錯覚を起こします・・・

国も、F☆☆☆☆=「安全」なんて一言も謳っていません・・・

詳細を知らない人たちの一つの「よりどころ」に過ぎません。



このまま行くと、生徒たちにとってうちだけ「悪者」になり兼ねない状況・・・

一人で悩むには少し荷が重いです・・・

基準
「基準」=満たさなければならない一定の要件

また・・・

「基準」=物事を比較・判断する「よりどころ」となる一定の標準

何を行うにしろ「基準」がなければ世の中成り立たないことは良く理解できます・・・

いい加減な人に「最低これだけは守って!」・・・これも基準。

何をして良いか分からない人に「これに従って!」・・・これも基準。

「これをすれば良い、しなさい!」てきな・・・

いつしか「基準」=「決まり」となっている気がします(◞‸◟)

「基準」は、最低限守らなければならない事柄であって、決して満足できるものではないということを再認識するべきです( `ー´)ノ



建築業界で、30年以上働いてこの意味が良く理解できます・・・

その時代、時代の基準に合わせただけの建物は、直ぐに「不適合建物」との烙印を押されてしまいます・・・

基準はあくまでも最低とし、先見の明が生かされてこそ後悔の無い家造りができるのだと考えます(^^♪



家造り(新築・改修共に)を考える際、依頼しようとする工事店がどんな「先見の明」を持っているかを知ることは大きな“基準”となること間違いありません。

今現在、しっかりとした考え方の下、家造りをしているのであれば問題ないとは思いますが、過去の建物を見ることも発見は多いです。

過去の建物の場合は、建物を見るというよりは、住まわれている方の満足度が重要となります。



気が付けば、お話ししたいことが横道に反れてしまいました(-_-;)

一旦終了します(^.^)/~~~





信念が揺らぐとき・・・
山下工務店の家は、私が言うのもなんですが、「立派な家」なんです。

創業51年の工務店ですが26年前に本格高級住宅を建築したのをきっかけに、

山下工務店=高級木造住宅

とのイメージの中お仕事を頂戴してきました・・・

22年前からは「高耐震・高気密住宅」に切替え、コストのバランスを計るために、実用的な部分にお金を掛けるように変化・・・

今思えば、ただお客様に喜ばれるだけの分かりやすい家、自己満足の家だったかもしれません・・・

「良いもの」は分かっていたつもりだったので、それだけは守ってきたのですが、

受注したいばかりに根拠のない値引きをしてみたり、安価で入る仕上材を使ったり、と信念が崩れることも・・・

「お前の信念はそんなものか!」

その頃の信念とは「良い家造り」とか漠然としたものだったかもしれません(◞‸◟)

11年前から「健康な住まい造り」を意識した家造りとなっていますが、その信念は益々強固なものに( `ー´)ノ

昔みたいな薄っぺらいものではありません(^.^)/~~~


さて、前置きが長くなりましたが、昨日、地元の小学校の6年生数名と担任の先生が訪ねてくださいました・・・

卒業制作として、木製アスレチックの建造を計画しているそうなのですが、資材の入手に困っているとのこと・・・

計画図を拝見して絶句したのが、公共的な施設にあるような立派な計画がなされています・・・

まぁ、当然のことですね・・・

横浜市立の学校ですから、不特定多数が使用する遊具としての厳しい基準があるはず・・・

まずそこからお話しさせていただいたのですが、全く下調べがなされていないとのこと・・・

意気揚々と訪ねてきてくれたのにいきなり厳しい現実を突きつけてしまいました・・・

更には、木造と言うことなので防腐措置も不可欠・・・

ちょっと調べたのですが、指定薬剤も定められているようです。もちろん国の基準にあったもの・・・

子供たちを前に薬剤の危険性など語ってしまいました・・・

自分の信念を貫くべきなのか、子供たちの夢のために防腐措置をしなければならない木材の提供をするのか・・・

安全かどうかでなく、基準にあっているというだけの薬剤・・・

日本の安全基準が世界的に甘いことは以前触れました(◞‸◟)

揺らぐべきではないと考えてはいますが・・・




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