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uncle momi's world “健康な住まい造りのために”

健康な住まい造りの会「樅の木の家」 山下工務店 山下幸一の日常
木材の調湿実験
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モミの壁・天井材「ユングフラウ8A」です。

お気づきになったでしようか?

板が少し反っています…

以前、この材が「加湿器変わりになる」というご案内をしています。

最近、木材の調湿の仕組みについて再勉強していた時に大きな間違いであることに気付きました。

木材の調湿性能はおかれた環境で決まっています。

乾燥しているからと言って表面に水を掛けても、木がその「水」を吸うことはありません。

木材は濡れると膨張します。

乾燥すると縮みます。

安定してる状態に過剰な水分を与えても乾燥している空気に湿気を放出して直ぐに乾いてしまいます。

その行為を繰り返すことで縮む動作が過剰に働き写真のような結果になります。

全ての板が同じかと言うとそうではありません。

板によって違いがあります。

試験体より反ってしまう板もあるかもしれませんし反らない板もあります。

最近はやりのミスト霧吹きで気持ち掛ける程度でしたら問題ないと思いますが、拭き掃除くらいにとどめた方が良いかと新たな見解です。

既に実践されている方がおられましたら状況を確認したうえで対策を取ってください。

勉強不足な点改めてお詫びさせていただきます。

尚、どうしても乾燥傾向になる場合は乾燥が進む前に加湿器を稼働してください。

湿度が下がり始めてから加湿器を稼働しても追いつかなくなります。

とにかく早めです。

勝手言いますがお付き合いの程よろしくお願い致します。
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モミリノベーション
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家造りはお客様との対話だとつくづく思います。

自分のスタイルは、どちらかというとお客様の言う通りのことはしないタイプ…

しかしお客様のためになることは常に考えています。

そのためのリサーチは重要です。

素材についても「モミ」を一押しでお勧めしていますが未だに解り切っていません(^^;)

ですから良いことばかりお話しすることはありません。

「モミ」疑っている様に聞こえるかもしれませんが単にそういう訳ではありません。

誤解の無い様に弁解しますと、今の自分がモミ以外の素材と向き合ったとしたら直ぐに行き詰ってしまう気がします。

「モミ」だからこそ疑いながらも家造りに取り組んでいられるのだと思います。

さて、今回のモミリノベーションは本当に勉強になりました(^^♪

想像通りの完成度に満足していますが、それ以上の発見がたくさんありました。

猛暑の中、人が暮らさない状態での管理…

会社の目の前だから出来たことです。

朝、晩の温度、湿度の管理の中、新たな発見もありました。

「モミ」や「スピンオフ」を取り入れた家造りを進めてきた自分を誇らしく思える結果です。

モミリノベーションはまさに新境地(^^♪

最強のリノベーションと確信しました( `ー´)ノ

モミリノベーション
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リフォームの場合注意すべきは、現状の不具合を如何に見抜けるか…

経験豊富な知識がものをいいます!

耐震に対する知識はもちろん断熱に対する知識は最も重要。

現場の職人さんに委ねるには荷が重すぎます。

知識を持った人間が工程ごとに状況の確認を行い対応しなければなりません。

断熱をしっかり理解している施工店がどれだけあるでしょうか?

国が敷いたレールに何の疑いもなく乗って決められた言葉でものを言う会社は要注意です!

これらの問題を解決したうえでのデザインです。

現場が進行するにつれ、お客様の「半信半疑」が、「期待」に変化する様子が、手に取るように分かりました!

つづく



モミリノベーション
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築20年と比較的新しいお住まいですが、内外共にあまり状態がよくありませんでした…

今年初めに外装工事を行い、その後のコロナ騒動…

5月の連休後から内装工事に着手。

とにかく寒い家で、お客様のご要望は、「内窓の設置」でした…

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明確なご要望が無かったのでこちらから「モミリノベーション」のご提案をさせていただきました…

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最近よく耳にする「リノベーション」

間取りの変更を伴うフルリフォームのことです。

お客様にその考えがなかったのでかなり戸惑われていました…

建築について一からお話しを聞いていただき理屈上ご理解いただきましたが

半信半疑での「モミリノベーション」がスタートしました…

つづく

施工写真に内窓がありませんが、現時点でリクシルのインプラスが設置されています。



木のはなし 板目と柾目 2
つづきです…

この項では、針葉樹についてお話しさせていただきます。

丸太を端から挽いていくと最初に見えるうねうねした目が板目です…

髄(心)に近づいていくにつれうねうねが弱くなり直線的になってくると追柾目。

髄(心)を挽いたのが柾目です。

「樅の木の家」では追柾も柾目として使用しています。

柾目材は基本無節取り(節がない状態)をします。一本の丸太から柾目材のみ挽くとなると熟練の技が求められますし材積も減りま
す。

そうまでして柾目材を必要とするにはそれ相応の理由があります。

その美しさ由、神社仏閣に使用される材は柾目が圧倒的に多いし神事に使われるお札や道具類も柾目材が基本。

材として狂いが少ないことも関係しています。

また、調湿効果に優れることも見逃せません。

お櫃(ひつ)の効果などは、誰もが知るところです。

最大の欠点は、板として強度が低いこと…

空手の板割りに良く使われていますね。

古くから柾目の樽や舟が存在しないのは、転がしたり、岩に当たったりの際、容易に割れてしまうことが分かっていたからでしょう。

一方板目は、強度があり、あらゆる仕様用途が見込める材です。

無節の板目材は柾目材同様希少です!

樹種や産地によって様々な杢(もく)を楽しめるのも魅力です。

しかし独特の杢が日常生活に支障をきたす場合もありますので、使用箇所や使用量に配慮が必要です(誰かに見られている的な)。

板目材は、木裏側と木表側で調湿量が異なることから反りが生じます。

そのための対策や使用箇所によって木裏使いなのか木表使いなのかを見極める目も必要です。

木材を調湿目的として使用するに当たり、ホールの様な比較的広い空間でない限り柾目材をお勧めします。

同じ木材ですから理屈上の調湿能力は変わらないのですが、湿気を捕らえる面によって吸湿速度が全く違います!

板目では次々現れる堅い晩材(ばんざい)=年輪が抵抗となり湿気を取り込むのに時間を要するのに対して柾目では、柔らかい早材(そうざい)が瞬時に湿気を取り込みます。

風呂上がりの脱衣場での光景を思い返してください…

結果ではなく、そこに至る過程が重要です(^^♪



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